なぜアメリカ人は教師でも億万長者になれるのか?~日本人が知らないお金のいろは~
- Editor
- Jun 3
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Updated: Jun 4
「アメリカ人って、なんであんなにお金に余裕があるの?」「なんで普通の人でも投資してるの?」そんな疑問を持ったことはありませんか?
実はアメリカでは、教師や消防士といった低賃金とされる職業の人でも、定年を迎えるころには“ミリオネア(資産1億円以上)”になっていることが珍しくありません。
これは、単に給料の差ではなく、「お金との付き合い方」に大きな違いがあるからです。この記事では、アメリカ人がお金持ちになれる理由と、日本人が見落としがちな金融リテラシー、そして日本でできる税金対策まで、初心者向けにわかりやすく解説します。

1. アメリカでは「投資」が常識
アメリカでは、社会人になった瞬間から「投資するのが当たり前」と教わります。特に代表的なのが「401(k)」という制度。これは企業が提供する年金制度で、給与から自動的に積み立て、株や債券などに運用されます。
多くの企業はマッチング制度といって、従業員が拠出した金額に対して同額または一定割合を上乗せしてくれるため、何もしなくても“勝手に増える”仕組みになっているのです。
たとえば月3万円を投資し、年利7%で30年間運用すれば、なんと約3500万円にもなります。仮にマッチングで追加投資があれば、それ以上の資産が築けるのです。
2. 「長期・分散・積立」でリスクを最小限に
アメリカでは“長期投資”が常識です。「株はギャンブル」という感覚はなく、むしろ銀行預金に入れっぱなしの方が“損”とされます。
長期投資:時間を味方につけてリスクを分散。市場の上下はあるものの、20年以上のスパンで見れば成長する可能性が高い。
分散投資:S&P500のようなインデックスファンドに投資すれば、個別株よりもリスクは小さい。
積立投資:毎月一定額を自動で投資することで、価格変動の影響を平準化できる(ドルコスト平均法)。
これらの考え方は日本でも「つみたてNISA」や「iDeCo」などで実践可能です。
3. 日本人は「貯金」しすぎ?眠っているお金の落とし穴
日本では「貯金=安心」という意識が根強く、金融資産の50%以上が現金預金にあります。しかし、超低金利の今、銀行に置いておくだけでは実質的にお金の価値は減っていきます。
たとえばインフレ率が年2%だとして、預金の金利が0.001%なら、実質的に毎年1.999%ずつ資産価値が目減りしているのです。

4. 教師が億万長者になる理由:支出を抑え、資産を増やす習慣
アメリカの“ミリオネア教師”たちは、高収入ではなく「習慣」で資産を築いています。
支出を抑え、無駄遣いを避ける
若いうちから投資を始める
給料が上がっても生活レベルをあげない
教育資金・住宅ローンにも戦略的に取り組む
これはまさに「お金の使い方」に対する教育がなされているから。日本では残念ながら、義務教育でお金の扱い方を学ぶ機会はほとんどありません。
5. 日本でもできる!税金を味方にした資産形成
日本でもアメリカに似た制度がいくつかあります。
● つみたてNISA(新NISA)
年間120万円までの投資で得た利益に税金がかからない。長期投資にぴったり。
● iDeCo(個人型確定拠出年金)
掛け金が全額所得控除になる=節税しながら老後資金を作れる。
● ふるさと納税
寄付金として支払った額のうち、実質2000円を除いた分が翌年の住民税・所得税から控除される。返礼品もあり“実質節約”。
これらは活用するだけで何十万円も得になる可能性があり、「知らない=損している」状態とも言えます。

6. 最初の一歩:何から始めればいい?
支出の見直し:固定費の削減(サブスク、保険、スマホ代など)
NISA口座の開設:証券会社のサイトで簡単に開設可能
インデックスファンドに月1万円から投資:S&P500や全世界株式など
お金の本を読む・YouTubeで学ぶ:「本当の自由を手に入れるお金の大学(両学長)」など初心者にもおすすめ
まとめ:お金は「知識」で増える時代
アメリカ人が教師でも億万長者になれるのは、「お金の知識」があるからです。そしてそれは、日本人にも十分身につけられるスキルです。
むしろ、これからは年金も減り、物価も上がる時代。知らなかったでは済まされない時代です。
あなたも今日から、“貯金だけ”の価値観を一歩進めて、将来に備える力を身につけてみませんか?

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